2020年12月02日
カテゴリ:クラウド
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クラウドバックアップとは?

クラウドバックアップとは、クラウド上にデータを保管したり複製したりするバックアップ方法です。
クラウドバックアップには、ストレージのデータを保管するクラウドサーバーのみを提供するIaaS型と、バックアップツールを含めて提供するSaaS型の2種類があります。
デジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みが加速している現在、中小企業でも大容量のデータを取り扱うことが増えてきたため、クラウドバックアップは注目されているサービスの一つです。
クラウドバックアップのメリット5つ
大容量のデータを取り扱うときにはバックアップが欠かせません。バックアップをとっておかないと、万が一データが破損したり消失したりしたときに、復旧に膨大な時間を要してしまうからです。
しかし、バックアップにはデータを格納するストレージが必要で、その管理運用にも手間がかかります。クラウドバックアップはそれらの問題点を解消できるバックアップ方法です。
クラウドバックアップのメリットを具体的にみていきましょう。
クラウドバックアップのメリット1:データ破損への対策になる
クラウドバックアップはデータをクラウド上に保管・複製しておくもので、データ破損への対策になります。たとえば作業している側でデータが破損してしまったとしても、クラウド上に元のデータが残っているため、容易に修復することが可能です。
データ破損の原因は一つとは限りません。予想外の出来事にも安心して備えられるのがクラウドバックアップのメリットと言えるでしょう。
クラウドバックアップのメリット2:災害への対策になる
クラウドバックアップでは、業務に関わるシステムをクラウド上に構築しておくことが可能です。そのため、災害でオンプレミス環境が壊滅的なダメージを受けてしまったときでも、複製しておいたシステムを用いて代替的に業務を行うことができます。
大震災や豪雨災害などの自然災害に見舞われやすい日本では、災害対策となるバックアップ方法は大きなメリットです。
クラウドバックアップのメリット3:一元管理が可能
従来のバックアップ方法では、データの容量が増えれば増えるほどバックアップ管理は面倒になっていました。容量不足になればサーバーを増設したり、個別に増えるファイルを管理したり、膨大な手間とコストを有していました。
しかし、クラウドバックアップはデータが増えてもクラウドサーバーの容量を追加するだけですので、余計な手間がかかりません。データが一元管理できるため、管理ミスの減少にもつながります。
クラウドバックアップのメリット4:コストを削減できる
クラウドバックアップは従来の方法と比較してコストを減らせることもメリットの一つです。物理サーバーの管理が必要なく、容量の追加も簡単にできるため、管理や増設にかかっていたコストを削減できるからです。
また、従来のバックアップではサーバー購入費などの初期費用がかかりますが、それがなくなることもコスト削減につながります。これから環境を構築する予定であれば、クラウドバックアップの導入をおすすめします。
クラウドバックアップのメリット5:素早い対応が可能
クラウドバックアップでは、クラウド上にデータを保管できるため、有事の際に素早い対応ができます。データが破損してもバックアップからすぐに複製できるため、復旧に手間取りません。
また、クラウドバックアップには自動で定期的にバックアップをとる機能もあり、データの保管自体もスピードアップが可能です。
WorkVisionクラウドバックアップサービスの特長3つ
WorkVisionの提供するクラウドバックアップは、高度な管理とセキュリティで、データを多様なリスクから保護するサービスです。自然災害や不正アクセスといったデータ破損時に、すばやくデータを復元できるだけでなく、業務を効率化できるサポートも期待できます。
WorkVisionクラウドバックアップサービスの特長について詳しく説明します。
特長1:高度な情報セキュリティ
データをネットワーク上に保管する上で重視されるのがセキュリティです。情報セキュリティの高さは、WorkVisionクラウドバックアップサービスの大きな特長の一つです。
WorkVisionクラウドバックアップサービスでは、国内のデータセンターで24時間365日、年中無休で人による監視を行っています。また、ログインには外部からの不正アクセスができないよう多数の認証機能を実装しています。
特長2:可用性がある
可用性があることは、システムを休止させずに運用し続ける能力があるということです。クラウドバックアップは、災害でNASがダウンしても業務を継続することが可能です。
WorkVisionクラウドバックアップサービスは、データを複数のサーバーに分散する形で運用しているため、故障や災害に対する心強いリスク対策となります。
特長3:自動バックアップができる
WorkVisionクラウドバックアップサービスは、自動バックアップを導入しています。専用のツールによって、毎日決まった時間や曜日ごとなど、指定したタイミングで自動的にバックアップが可能です。
自動バックアップがあることで、日々の業務から手間を減らすことができ、重要データを移し忘れるなどの人的ミスをカバーしてくれます。
自動バックアップの活用例
ネットワークにつなげたHDD、NASに保管しているデータは、物理的にハードディスクが故障するとデータが消失してしまいます。また、ランサムウェアに感染してデータにアクセスできなくなる恐れもあります。
自動バックアップは、ハードディスクの故障やランサムウェアの感染という不確定要素に備え、データ消失のリスクを低減できます。
クラウドバックアップで管理する主なデータ5つ
ここまで、クラウドバックアップのメリットや、WorkVisionが提供するサービスの特長について解説してきました。
続いて、クラウドバックアップで具体的にどのようなデータを管理できるのかについて解説していきます。代表的なものはログやメールですが、他にも様々なデータを管理することが可能です。
主なデータ1:ログ
ログとは動作記録のことです。オペレーティングシステムが稼働中にどのような動作をしたのかというシステムログや、システムやファイルに誰がいつアクセスしたのかというアクセスログなどがあります。
ログのバックアップは追跡調査や原因究明を行うために必要です。たとえばあるファイルが破損したとき、ログが残っていれば誰のどのような操作が原因なのか確認することができます。
主なデータ2:メール
従業員のメールには重要なデータがたくさん含まれています。日常の業務連絡をはじめ、契約書や見積書といった書類がメールでやり取りされることは珍しくありません。メールの内容や送受信履歴が内部監査の対象となることもあります。
従業員のメール損失は企業の業務や信頼性に関わります。メールのバックアップも忘れずにとっておくことが大切です。
主なデータ3:イメージデータ(画像・動画)
業務上のバックアップデータといえばログや文書が代表的ですが、画像や動画もバックアップが必要なデータです。たとえばプレゼンテーションに使う画像資料や動画資料は、一度破損すると文書以上に復旧が難しいデータですので、適切なバックアップが必要です。
画像や動画はデータ容量が大きくなりがちですが、クラウドバックアップは容量を簡単に追加できるので安心です。
主なデータ4:CADデータ
CADとはコンピュータ上で製図や設計を行うツールで、建設をはじめとする業種でよく使われています。CADデータは、製造業向け、建設業向けなど、用途に合わせていくつかの種類があります。
CADデータは、製品の図案やデザイン図、設計図など業務の要となるものです。なお、CADはシステムによって自動でバックアップを取得するものもあります。
主なデータ5:基幹システムにおけるデータベースのダンプファイル
基幹システムとは業務の根幹にかかわるシステムのことです。業務に必要なデータはデータベースにまとめられています。ダンプファイルとはシステムのある瞬間の環境をそのまま記録したファイルのことです。
たとえば、会計業務のデータベースが突然破損したとします。破損前の状況が記録されているダンプファイルがあれば、すぐに業務を続けたり、破損の原因を探ったりできます。業務の安定性を保つために、ファイルのバックアップは欠かせません。
クラウドバックアップを使ってデータの管理を安全に行おう
クラウドバックアップでデータを管理すると、不測の事態への備えになるだけでなく、業務の効率化にもつながります。設定やセットアップまですべて組み込まれたWorkVisionのクラウドバックアップサービスは、導入の負担を解消しています。
個人利用のデータバックアップは無料や価格が安いものもありますが、法人利用では高度なセキュリティの安全なサービスが必要です。WorkVisionのサービスは下記よりご覧ください。
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